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@ゲー単走部

ローグライク雑記。変愚蛮怒、DCSSなど。

DCSSという名の国際交流に見るプレイスタイルの相違

DCSS Roguelike

※この記事は Roguelike Advent Calendar 20日目の記事です。

今回はDungeon Crawl Stone Soup ( 略してDCSS, 石鍋 ) の宣伝記事兼カレンダー記事です。 特に変愚クラスタへの宣伝という側面を意識している記事ですので、その点ご了承を。

1.長い長い前書き (個人的なことなので読飛ばしてもいいです)

突然ですが、僕は元々市販のローグライクトルネコ3のメインストーリーモードくらいしかやったことがないくらい、にわか勢なんです。 そんな僕がローグライクにはまったのは、なんでも実況スレの「おまいらが指定したゲームを寝ずに実況する」スレで、 Elonaというフリーゲームの配信を見たのが切っ掛けです。

そのとき僕はElonaをやってみようと思い立ち、DLしました。 そしてElonaは、定番のごとく、ゴミ箱へと削除されました。

ただ、そこで僕は、「ローグライク」というジャンルの存在を知り、「@の溜まり場」なる掲示板を訪れ、 変愚蛮奴、Dungeon Crawlという名のゲームの存在を知ることとなりました。

そのうち今回は、Crawlの方の記事です。いえ、正確にはヴァリアントであるcrawl SSの記事と言うべきでしょう。 恥ずかしながら、僕は無印Crawlについては全くと言っていいほど知識はありません。 当時少し触っては見たものの、寺院後に死ぬなどの低層警備を繰り返すのが関の山で、 最初から最後までのまともな通しプレイはしたことがありません。

そんな無印すらまともにクリアしたことがない僕は、何の因果か、Twitterで海外サーバーでの実況プレイに誘われたこともあり、 DCSSに徐々に熱中していくこととなりました。 そしてプレイを始めて3ヶ月後、僕は、DCSS実況プレイに誘ってくれた方々の熱心な指導の下、 無事初脱出を遂げることとなりました (そしてつい最近、つまり初脱出の2ヶ月後も、何とか無事2回目の脱出を遂げました)。

この5ヶ月の過程で、僕はDCSSに関する様々な知識(実用・非実用・ネタプレイ全て含む)を手に入れたことになります。 無印Crawlに関する知識は何一つありませんがね!

・・・さて、長い前置きはこれぐらいにしておき、本題に入りたいと思います。

2. DCSSにおけるプレイスタイルとは? Ans. スキル育成方針

本題は「(日本人(の、特定グループ)と外国人のプレイスタイルの相違」ですが、 そもそもDCSSにおけるプレイスタイルとは何でしょうか?

(ちなみに、変愚蛮奴であれば、例えば

  • 鉄獄縛りでプレイするか、あるいは竜窟を積極的に利用するか、とか、
  • RQは積極的に放棄するか、あるいは出来る限り達成の努力を図るか、とか、
  • 上位耐性が抜けていてもどんどん先の階層に進むか、あるいは低層で粘るか、とか、
  • 反感ペナルティーを気にせず真顔でストームブリンガーを振り回し、挙句の果てにはクローン地獄にまで持ち込みだすか、 あるいは高隠密プレイを最後まで維持するか、とか
  • ・終盤の深層ユニーク狩り・ダンジョンの主狩りを積極的に行うか、あるいは行わないか、

などがプレイスタイルの相違として現れてくると考えます)

それを知るためには、DCSSがどういう特徴を持ったゲームであるか、ということを確認しておく必要があります。 DCSSの最大の特徴、それはズバリ、「スキル制」であると僕は考えています。 したがって、プレイスタイルを知りたければ、dumpのスキル欄を眺めればよいと思います。

3.スキル制とは? クラス制との違いは?

スキル制が何のことかわからないという人もいるかもしれないので、スキル制について、 スキル制の対義語であるクラス制と一緒に、どのようなシステムであるか説明してみます。

クラス制(変愚)では

  • プレイヤーは最初にクラス(と、初期耐性・ステータス補正を搭載した種族)を選ぶ
  • 戦士はずっと戦士のまま。剣は振れる、弓も撃てる、だが魔法は決して使えない
  • メイジはずっとメイジのまま。魔法は使える、だが殴り合いは無理

つまり、最初に選んだクラスによって、最初から最後までプレイの方向性がかなり限定されるわけです。 一方種族はただの補正に過ぎず、クラスほどプレイを限定する力はありません。

一方スキル制(DCSS)では

  • プレイヤーは最初に種族(と、初期装備・魔法書を搭載した「便宜上の」クラス)を選ぶ
  • 種族ごとにスキルの成長の早さ・遅さ(一般的に適正と呼ぶ)が設定されているその後の成長は自分でスキルを弄って行う。便宜上のクラス:戦士タイプが魔法を使うことも、 魔法タイプが殴りあうことも育成方針次第で可能

という風に、クラス制とは全然違うことがわかりますね。 クラス制と真逆で、種族の影響が今後の方針を決め、クラスはただの初期条件でしかありません。 したがって、術師スタートで初期魔法書を確保し、その辺に落ちている武器を拾って殴りにいくなどのプレイが可能なわけです。

また、種族の適正がプレイの方向性を決めることは間違いありませんが、 クラス制におけるクラスほどプレイを限定するわけではありません。 クラス制においては、戦士は原理的に魔法を使えません。 が、スキル制を搭載しているDCSSでは、ミノタウロス戦士スタートが魔法を使うことも、 スキルを上げさえすれば、原理的には可能なわけです。

4.具体的なプレイスタイル・スキル育成方針の違い Ans. too many skills…

以上の説明で、DCSSにおいてプレイスタイルはスキルに現れることがわかってもらえたかと思います。 それでは、具体的にはスキルはどのように違うのでしょうか? 最近の外国人の発言から、抜粋してみます(以下の発言は全て別人)。

"yeah the japanese players playstyle is... different they dont like optimize"

"japanese players use a more hybrid playstyle like cloud spells, etc. western players would probably just say its suboptimal"

"japanese player could easily balance skills.. but for me..just a extremist"

超絶意訳すると、

  • 外国人はプレイの最適化を好み、スキルを極振りする
  • 日本人はスキルの分散をしばしば行うが、一般的な外国人はそれを最適だとは考えていない
  • (ある外国人は、日本人のスキル分散はバランスが取れているが自分にはできないと言っている)

ということです。

別に日本人は、わざとプレイを最適から逸らすためにスキルを分散しているわけではないでしょうから、 日本人と外国人とで、どのようなプレイが最適であるかに関して見解の相違があるわけです。

確かに、極振りは何を考えているか傍目にもわかりやすく、極めて合理的に見えます。 しかし、スキルの分散にも合理性はあると日本人プレイヤーは考えているはずです。 ただ、その意図が伝わらない結果、外国人の目には「奇妙なプレイスタイル」に映るのでしょう。

5. 最適なビルドとは? Ans.デュアルのススメ

最適なビルドとは何か、いったんDCSSから離れて変愚蛮奴で考えてみましょう(変愚クラスターへの宣伝記事ですからね)。 最適というからにはそもそも何にとって最適かを定義する必要がありますが、 そこそこ知識のある人が手早く*勝利*する上での最適だとしましょう。

その場合、多くの人が変愚を*勝利*する上での最適職として、殴りも魔法もできるデュアル職 (外国人がいうところの"hybrid")、特にレンジャーを挙げるのではないでしょうか? (僕はスペルマスターや死の大鎌二刀流の剣術家を推しますが・・・) レンジャーは殴りも射撃も魔法もできる万能職ですが、どう最適なのか、改めて書いてみます。

  • 殴れる=メイジのように戦闘でひたすらMP消費しない
  • 射撃もできる=脳筋と違い、メイジのような遠距離攻撃もできる、しかもMP消費しない
    変愚脳筋職は大抵射撃強いとかいう突っ込みはナシで)
  • 魔法が使える=戦闘時の補助魔法に限らず、探索にも非常に便利
  • 赤魔のような器用貧乏ではなく器用富豪(重要)

戦士やメイジといった、デュアルでない専門職(外国人はこれを最適と考えているようですね)の場合だと、

  • 戦士:魔法使えない=補助魔法・探索魔法使えないのでアイテムに頼らざるを得ず不便
  • メイジ:MP尽きたら基本何もできないので、攻撃系魔法棒も必要になる

といった欠点がありますが、レンジャーのようなデュアル職(hybrid)では、全く問題となりません。 戦士やメイジでは自前で対応できず、何らかのアイテムに頼らざるを得ないケースにおいて、 レンジャーのようなデュアル職では自前で対応できるのです。ほぼありとあらゆるケースで。 これを最適と言わずして、何を最適と呼べばいいのでしょうか。

今述べたのは変愚の最適ビルドですが、これをDCSSに敷衍すれば、 DCSSにおいても殴りも魔法も出来るビルドが(3ルーン脱出に)最適であるという結論に容易に辿り着きます。 (実際、SilenceなしのDCSSなどマゾいだけ、などという過激な主張をする人もいるようです)

それでは、なぜ外国人は、ありとあらゆるケースに対して自前で対応できるようにする育成方針を、 「最適でない」、あるいは「バランスが取れているが自分には出来ない」とみなしたのでしょうか? その答えは、私見では、レンジャーの利点として挙げた4つ目の理由が関係しているように思います。 そう、育成方針次第では、決定打に欠ける、ただの器用貧乏に成りかねないのです。

変愚はクラス制であり、職業ごとの特性がかなり決まっています。 レベルさえ上げていけば、レンジャーはどんどん器用富豪として完成していきますし、 赤魔はどんどん解禁されていく失率の高い低レベル補助魔法に泣かされることでしょう。 また、赤魔は、最終的に補助魔法の失率が下がりきったとしても、 自前啓蒙というゲーム終盤の流れを大きく変える決定打を持たず、かつ最終戦は泣きながら殴るしかないのに対し、 レンジャーは自前啓蒙で得た膨大な物資・追尾の矢および固定クエストで獲得した最強の弓を背景に、 鼻くそを穿りながら最終戦をこなせてしまい、全体を通してプレイの難易度に雲泥の差があります。 これは職業上規定されていることであり、プレイヤーが覆すことはできません。

しかし、DCSSはスキル制です。スキルの弄り方はプレイヤーが決めます。 プレイヤーの育成方針・ツモ運次第で、器用貧乏にも器用富豪にもなれるのです(そこが面白い!)。 純戦士をも純術師をも上回る、(3ルーン脱出に)最適なhybrid@を作ることは十分に可能なのです。

6. 具体的にはどんなデュアルがいいの? Ans.石鍋日本語wiki参照

2013.12/20現在、石鍋日本語wikiはサーバーが落ちたままですが、年内に復活すると聞いています。 データなどの情報量こそ英wikiに遥かに劣るものの、ビルドガイドが非常に充実しています。 DCSSを始めたばかりの初心者の方にも、昔からプレイしている上級者の方にもオススメできる、 まさに hybrid wikiです。
(人間魔術師の記事は特に気合が入っており、是非多くに人に読んでもらい、取り組んでもらいたいものです) 布教したいビルドがある場合は、是非石鍋wikiにどうぞ。
(追記 Lugonu暗殺や妖術スタートkiku短剣暗殺の記事待ってます)

7. 最後に個人的に絶賛オススメのビルドの紹介 Ans.FE氷魔!!

Deep Elfという最強の厨種族のFire Elementalistで開始し、Kikubaaqudghaを信仰し、 Necromancy/Summoning/Ice 領域に走る、"pure caster"です。 散々デュアルを勧めておきながら純術師かよと思われるかもしれませんが、 外国人の方から、"DEFE of kiku using simulacrum is different"(differentとは、プレイスタイルの相違のこと) とのお墨付きはもらっているので、きっとデュアルをやっている気分になれて楽しいと思います。

ちなみに、kiku様がデレた場合のルートはほぼ確立できたのですが、kiku様がツンであった場合のルートが全く確立できていません。 誰か試してください。